【ココバナ運営より】年老いた毒親との付き合い方について考える
親が年老いていく中で、介護や生活のサポートをどうするかは多くの人が直面する問題です。しかし、もともと親との関係が良好でなかった場合、その負担感はさらに大きくなります。特に「毒親」と呼ばれるような存在だった場合、距離を取りたい気持ちと放っておけない現実との間で、強い葛藤を抱える人は少なくありません。
毒親と老後問題の複雑さ
「子どもの頃から振り回されてきた」「できれば縁を切りたい」—そう感じていても、親が高齢になれば転倒や認知症など、日常生活の危うさが出てきます。いざとなれば、結局は子ども側が動かざるを得ないことも多いでしょう。
しかも、施設に入ってもらいたくても本人が拒否するケースは少なくありません。「入るなら金は全部出せ」といった強硬な態度をとられると、精神的にも経済的にも追い詰められてしまいます。
なぜ関係がこじれるのか
背景には、親側の「年を取ったのだから子どもが面倒を見て当然」という意識や、経済的・精神的に依存しようとする姿勢があります。一方で子ども側は「ようやく自分の生活を楽しめる時期に来たのに」と感じており、ここに大きな温度差が生まれます。
つまり、親にとっては“最後まで自分の思い通りに生きたい”という欲求、子どもにとっては“これ以上犠牲になりたくない”という願いが真っ向からぶつかってしまうのです。
考えられる対策
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第三者を介する:ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談し、本人への説得や制度利用を進めてもらう。
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お金の線引きをする:生活費や施設費用について「出せる部分・出せない部分」を明確にし、できないことははっきり断る。
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距離を保つ:すべてを背負い込まず、必要最低限の関わりにとどめる。
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兄弟姉妹で分担する:一人で抱え込むのではなく、兄弟姉妹や親戚にも役割を分けてもらう。
まとめ
年老いた毒親との付き合いは、介護の負担だけでなく、これまでの心の傷も呼び起こすため、本当に消耗します。親は「子どもがやって当然」と思い、子どもは「もうこれ以上は無理」と感じている。そのギャップが大きな苦しみを生んでいるのです。
大切なのは「自分がどこまで関わるか」の線引きをすること。そして、すべてを自分だけで抱え込まず、行政や第三者のサポートを積極的に取り入れることです。理解し合うことが難しい関係だからこそ、物理的な距離や制度を活用して、自分の人生を守ることが必要ではないでしょうか。
みんなの回答
あなたはもう50代、子どもも育て上げ、立派に人生を歩いてきた大人です。
害を与えてくる存在に対しては、親だろうと毅然と距離を取っていいです。
厳しいこと言いますが、本格的に介護や認知が始まったら、どれだけ仲が良かった家族でさえ、あっけなく崩壊してしまうことがあります。
これから仲が良くなって回復していくことは、残念ながらないと思ってください。
期待するだけ、あなたが傷つくだけです。
介護を拒否すれば法律違反になるかもしれないのに、子育てを放棄してきた親が何の責任も問われないのは、どう考えてもおかしい。
親は子どもに対して絶対的な権力を持っていて、子どもには逃げ場も、拒否する力もない。それをいいことに、自分は好き勝手やって責任逃れしてきたくせに、今度は年を取ったから守られるべき存在として、また権力を振りかざしてくる。
好きでこの人のもとに生まれてきたわけでもないのに、生まれてから死ぬまで、苦しめられなければいけないのかと思うと、本当にやりきれませんね。
これからの対策としては、お母様にとってあなたが唯一の頼れる存在であるなら、その立場を活かして条件をはっきり提示し、それに従わないなら一切手伝わないという姿勢を貫いていくしかないと思います。
『財産なんて要りません。
どうぞ、その金で自分のことは全部自分で解決してください。
それで、恨みっこはなしです。
親子の縁も、ここで終わりにしましょう。』
お金があれば、解決できない問題などありません。
普通の親であれば、年老いた親を心配して動けるのでしょうけど、
こちらが散々傷つけられてきた親に、喜んで手を差し伸べるなんて無理な話ですよね。
私も母に罵倒されながら育ったので、親には「介護なんて絶対やらないし、何があっても連絡してこないで、死ぬなら迷惑かけないで」と伝え、親からも面倒見てもらうつもりはないと言われたので、せいせいしてるところです。
病気になろうが、怪我しようが、本人が私に頼ってこようとしない限りは、自分で何とかするでしょうし、同居してるわけではないので介護放棄にもなりません。
トピ主さんも、私と同じように突き放せるほど冷酷になれれば、あまり思い悩まなくて済むかもしれないのになと思いました。
今だってやることはちゃんとやってるわけですし、次何か言われたら突き放すような発言していいと思いますよ。開き直って連絡してこないか、まずいと思って少しは態度を改めるかも(^◇^;)
施設に抵抗があるようであれば、まずは訪問看護や見守りサービスから始めてみては。
これだけでもずいぶん負担は軽くなりますし、家族の言うことは聞かなくても、第三者の声には案外素直に耳を傾けることもあるでしょう。
それに認知であれば、遅かれ早帰れ一人暮らしは絶対に無理です。
もし事件や事故が起きたら、それこそ取り返しがつかなくなります。
なのであなたが面倒を見ない限りは、施設に入れるしか方法はないと思ってください。
残念ですが、お金も出すしかないでしょう。
ただ、財産は残さないと言われたとしても、何かしら隠れている可能性はあるので、今のうちにこっそり調べておいたほうがいいです。
お父様が亡くなっているのであれば、その際に名義変更されたものや、贈与されたものがあるかもしれませんし。
腹が立つ気持ち、ものすごくよくわかりますよ。
でも、結局その災害を避けることができないのであれば、せめて被害や心のダメージを最小限に抑える方法を考えるしかないのではないでしょうか。